毎日、トラックを運転しているドライバーさんはたくさんいらっしゃると思いますが、特に長距離を多く走るドライバーは、燃料タンクのことを気にする人も多くいると思います。タンクが大きい方が何かと効率が良いのでは?と考えるのは自然の発想といえるでしょう。
しかし、増設して法律違反にはならないのか、増設したほうがメリットが大きいのか、気にかかる部分が多いのも事実です。これらの疑問を解消するために、ひとつひとつ疑問を解決していきましょう!
燃料タンクの容量に関する基礎知識
大型トラックの場合など、燃料タンクは車体の下に排気管などのほかの部品と重ならないように確保しやすいスペースにむき出しに取り付けられているのを見たことがあると思います。
この燃料タンクですが、容量は10tトラックで一般的には300ℓ~400ℓの燃料が入り、その燃費はメーカーによって多少の差はあるものの、概ね1ℓあたり4.0km~4.2kmの間に収まることが多いです。
タンクはむき出しのため、簡易的に設置されているように見え、実際、バンド等で止められたものが一般的で少し安全面に不安も感じますが、実はこれはむしろ安全面を考慮してこのような設計になっています。
大型トラックは高速で車線変更したりカーブを曲がったときに車体に“ねじれ“が生まれますが、このねじれの負荷を逃がさないとタンクが破壊される可能性があるため、あえてその力を逃がすために、このようなゆとりを持った設計になっています。
当然ですが、落下しないように安全面はしっかりと保たれています。
燃料タンクの増設方法と費用
まず、そもそもの疑問点、燃料タンクは増設しても良いのか?それともNGなのか?
答えはOKです!
では、取り付けはどうかというと、他の車のパーツ類同様、自分で取り付けることもできるかもしれませんが、燃料に関わる重要な部分でもあり相当な知識が必要なため、取り付けについては、コスト面よりも安全面を優先して専門業者に依頼して確実かつ安全に取り付けてもらうようにしましょう。
タンク本体は、カーショップや今ではネット上でも多く取り扱っているため、自分の希望するタンクを探すことは難しくないと思います。
価格も容量にもよりますが、安価なもので1~2万円、高くても10万円以内で購入できるものが多いです。
燃料タンクを増設するメリットとデメリット
燃料タンク増設のメリット
まずメリットのひとつは、燃費が向上することでしょう。
タンクの容量が大きくなることで燃費は良くなりコストダウンに繋がります。走行距離や他の要件によっても変わるため具体的なコスト算出は難しいですが、容量を増設することで、ランニングコストが下がることは期待して良いと考えられます。
もうひとつのメリットは、やはり給油回数が減ることです。コスト面の影響は考えられませんが、手間と時間を考えると多少のメリットはあると考えて良いと思います。
特に長距離トラックを運転する方にとっては、燃料のことを気にすることが減ることも心情的なメリットといえるでしょう。
燃料タンク増設のデメリット
一番のデメリットは、結果的に積載量が小さくなってしまうことです。燃料タンクを大きくするとその分、車体重量が重くなり、差し引き積載量は小さくなることは避けられません。
どちらの容量なり重量に重きを置くか、検討してから行動に移してください。
また、あらゆる部品類がそうですがタンクを変えたことで車検が通らなくなる可能性もあるため、購入する際にその点まで確認して購入するようにしましょう。
燃料タンク増設の容量と重量には制限がある
先ほども述べたように、燃料タンクの増設すること自体に問題はありませんが、燃料タンクと燃料の合計が200kgまでと上限が定められています。
また実際の重量以外にも注意点があり、増設をした分、積載できる量が減るため少なく改めた積載量で登録しなおす必要があります。
この積載量を変更しないと法律違反となり、「積載量の水増し」といわれる不正に該当するため注意が必要です。
なお、燃料の容量にも制限があって消防法により1,000ℓまでと決められています。
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