長距離の夜間走行でドライバーの方が抱える悩みが『眠気』です。眠気は高速道路など単調な道を走り続けているときや、そもそもドライバーそれぞれの体調や睡眠時間など様々な要因によっても引き起こされるものです。しかし、ドライバーにとって眠気は最大の敵です。当然ながら居眠り運転は事故を誘発する可能性が高くなりますし、無関係の人を巻き込みかねない危ない状態です。
この『眠気』とうまく付き合っていくために、長距離ドライバーの方々は、どのような対策をしているのでしょうか。これから、睡魔が訪れたサイン・対処法・うまく付き合っていく方法についてお話したいと思います。
眠気がやってきたときのサイン
長距離ドライバーをしている方は、標識をうっかり見落としていた・高速道路の出口に迷ったなどのうっかりに襲われたことはありませんか。ただ本当に見落としていただけの場合もありますが、それが多発していた場合・体が重たかったり、欠伸が出ていたりとした際には、睡魔のサインかもしれません。
また、真っ直ぐ走ることができない・意識が飛んでいた・車間の距離が狭まっていた、といったことが起きている場合には、もう居眠り運転がはじまってしまっている証拠です。そういった時には、一度休憩を挟み、ハンドルから手を離せる場所に休みに行ってください。
しかし、睡魔で危ない!とわかっていても、高速道路に乗っている際など、どうしても運転を続けなければならない場面もあると思います。そういった時の対処法を次に紹介したいと思います。
眠気が運転に与えるリスク
眠気を経験したことがあるドライバーに、心がけを聞くと、次のような回答が出てくるようです。
- 睡眠時間が短いと充分に頭が働かず、鈍った判断力ではとっさの際に間違ったことを判断してしまうかもしれない
- 十分に睡眠を取っていなければ、車に乗っている際に酔ってしまうことが多く、また、体調も優れないことが多い
- 仕事中に休む時間は短いので、日ごろからしっかりとした睡眠を取っていないと運転中の睡魔で危ないかもしれないため、心がけていました
- 睡魔による危険に対策し、また、睡眠を取る前にうがいをし、風邪をひかないようにも心がけていました
しっかりと睡眠をとらなければ、睡魔に悩まされ、また、それが原因の事故などを起こしてしまう危険に皆様気を付けていらっしゃったようですね。働く環境にはよりますが、休憩時間が短いドライバーの方はさらに心がけなければ、日中襲う睡魔により仕事にならないなどの問題が起きそうです。さまざまな現場がありますが、多くの意見が重なった「睡眠時間」については、しっかりと心がけなければなりません。
眠気の対処法
カフェイン
まず、眠気覚ましとして一番オーソドックスな珈琲を飲むことは欠かせないでしょう。珈琲に含まれているカフェインにより、眠気覚ましの覚醒効果があるとされています(※個人差有り)。
また、珈琲の中でも無糖のものは有糖のものに比べ、精神的疲労に効果があるとされているため、飲める方は無糖のものを仕事の眠気覚ましの片手間に摂ることをオススメします。
また、カフェインは緑茶・ウーロン茶・コーラなどにも含まれていますが、炭酸の刺激・濃いカフェインの珈琲・コーラを選ぶことをオススメします。ただし、カフェインの含まれる飲料には『利尿作用』があるため、飲みすぎには十分気を付けましょう。
ミントの入ったガム
ガムを噛んでいるとあごの運動が脳を刺激してくれるので眠気防止になると言われています。ミント系のものやカフェインが入っているものなど眠気防止のガムを噛むのがおすすめです。
眠気防止に効くのは光
便利なグッズを利用する方法も良いでしょう。例えば、皆さんは夜中にスマートフォンを触っていて、ブルーライトにより目が冴え、睡魔が襲ってこないという経験をしたことはありませんか?これを利用し、スマートフォンの光が自分に当たるように調整し、ブルーライトを当て続けるという手があります。光と共通し、コンビニの明るい店内に入り、睡魔を撃退する方法もあるでしょう。
車内換気も大事
特に冬の暖房の効いた車内は暖かくて眠くなってしまいがちです。冷たい空気を入れると頭もスッキリしてリフレッシュできます。
筋トレや軽い運動も効果的
荷物を降ろしたりの軽作業はていても、長時間動かない体勢でいる仕事のため、意識をして筋力を鍛えないと体がなまってしまいます。また、座った姿勢でいることが多いため、腰痛予防も含めてが起きないように日々運動をすることが効果的です。それによって、同じ体勢でいることが多いため体をほぐすのと、運動不足により少しの運動で深い睡眠をとることができるようになります。
お酒の飲みすぎは次の日の眠気につながります
飲酒運転者酒気帯び運転はもってのほかですが、仮にお酒が分解されてアルコールチェックで問題がなかったとしても、前日にお酒を飲みすぎると次の日に疲れが残っていることも多いので注意が必要です。
眠気防止グッズで人気なのがアラーム
今ドライバーの方々に人気を得ているのが、『居眠り防止アラーム』です。これは、頭が前に傾き過ぎたり、睡魔に負けてしまった際に頭の動きを感知し、アラーム・振動などで眠りから覚ましてくれます。使い方は、耳にかけるだけでとても簡単になっており、眠ってしまった後にも助けを出してくれるため、とても便利です。
目の疲れにはアイシング
長時間目を使うと目に疲れを感じます。そんなときは目元を凍らせた保冷剤や氷をタオルなどで包んで冷やす、アイシングがおすすめです。目元を冷やすと、血液の流れがよくなります。血液の流れがよくなると、充血や疲労が解消されていきます。目の疲れを侮ってはいけません。放置していると、頭痛や肩こり、腰痛の原因になってしまいます。よくほぐしてケアしていきましょう。
眠気対策のまとめ
ドライバーの皆さんは色々な方法で眠気対策をしているようですが、仮眠を取って眠気自体を無くしてしまおうという対策と、ガムを噛むなど運転と別のことをして眠気のことを忘れてしまおうという対策に大きく別れていそうです。どちらが正しいということはないと思いますが、ドライバーの皆さんは時と場合に合わせた対策を取って居眠り運転を防止し、事故を起こさないように十分ご注意下さい。
一番の対処法はやっぱり仮眠・睡眠の休憩を
これまで、対処法を紹介してきましたが、結局睡魔が襲ってくることに変わりはないと思われる方もいらっしゃるでしょう。睡魔とは、日々の疲労や睡眠時間・ほかにもさまざまな要因で起こる生理現象ですので、一番の対処法は睡眠をとることだと思います。少しでも休憩が取れそうな場面であれば、邪魔にならない場所に車を停め、15~20分程度の短い仮眠を取ることをオススメします。
どれくらい寝ればスッキリするかは個人差がありますが、5分から15分の短い仮眠でも取ると頭がすっきりするという人が多いようです。そして少し仮眠をとったら、寝起きはぼーっとしてしまいがちなので、顔を洗ったりストレッチをしたり周囲を歩いたりして完全に目が覚めてから運転を再開しましょう。
先を急いでいると、数分の仮眠でも惜しいと思ってしまうかもしれませんが、その後の運転を安全に行うためにも、休息をとることは大切です。あらかじめルート上に停車して休憩できる場所をチェックしておくとよいでしょう。少しでも休むことで気持ちもリフレッシュされ、集中力の持続に役立つと言えそうです。急がないといけないという気持ちを抑え、少し立ち止まってみるのも、その後事故を起こすかもしれない危険性を考えれば、大事な心構えと言えるのかもしれません。
また、あまり長すぎる睡眠を取ってしまうと、頭が冴えるまでに時間がかかってしまうという問題があるので、適度な休憩・睡眠を取り、すっきりとした頭で運転をしてみてください。
運転中の眠気対策について紹介しましたが、大切なのは日頃から睡眠をしっかりととり、体調を整えておくことです。体調が万全でないと、疲労を感じるのが早くなってしまうので、注意力や集中力も下がってしまいます。それでもどうしても眠たくなってしまった場合は紹介した方法を試してみてください。
「働いても給料や条件があまりよくならない」、「体力的にも労働時間もしんどくなってきた」、「将来が不安」、でも”いい仕事ってないよなぁ”と感じたりしていませんか?
もしそうなら、ドライバー不足の今は絶好のチャンスです!
ご存じかもしれませんが、ドライバー不足でどこの企業も人を欲しがっているため、これまで考えられなかったような高年収・好待遇の案件が増えてきています!
なので、もしあなたが最近になっても「あまり年収や待遇がよくならないなあ」と感じるなら転職すれば年収・条件アップの可能性はかなり高いです!

【LINEでドライバーの転職相談】

もちろん転職やお金が全てではありません。慣れた環境や仕事があれば長時間労働や低い年収も気にしないという考えもあります。
ただ、そこまで本気で転職を考えたりはしてないけど、「一応、ドライバーの年収や労働条件って世の中的にはどの位がアタリマエなのか興味はある」、というのであれば情報収集するのは得はあっても損はないでしょう。
ただ、ドライバーの仕事は忙しいのでじっくり探す時間はなかなか取れないものです。ホームページに書いてあることが本当かどうかあやしいと感じるドライバーさんもいます。
それなら、ドライバーズジョブの転職サポートサービスに仕事探しを任せてみませんか?
- 転職するしないに関係なく完全無料でサポート
- 電話で希望条件を伝えて待っているだけで好条件の仕事を探してもらえる
- もし応募したくなったら、履歴書や面接のサポート、条件交渉も手伝ってもらえる
ので、仕事を探す方にはメリットしかないようなサービスです!
ドライバーズジョブはドライバー専門のお仕事探しサービスなので運送業界や仕事内容に詳しく、ドライバーや運送業界で働こうと考えるみなさんを親身になってサポートします!
登録はもちろん無料で、気軽な悩みから仕事探しまで何でも相談してみてください。
また、「ちょっともうドライバーは疲れたなあ」「他の仕事もやってみたいなあ」という方もいらっしゃると思います。
今の世の中はどの業種も人手不足で年齢に関わらず未経験者も積極活用中です。ドライバー経験者の方は体力もある方が多く採用でも有利なため、全く別の業界で活躍される方も多くいらっしゃいます。
人材紹介サービスはどの会社も転職希望者に費用は発生しないので(採用企業がコストを支払うため)、気になった方は話だけ聞いてみるのもアリでしょう。